除雪用スコップの選び方|用途別におすすめを解説|軽量・丈夫・形状

雪かき・除雪・雪下ろしなど、雪片づけには 欠かせないスコップ(シャベル)ですが、スコップにも、いろいろ。雪質・用途に 合った種類のものを 使わないと、作業効率が 悪く 疲れやすかったり、スコップが 壊れたりすることも。

失敗しないスコップ選びのために、

の順に整理します。

まずは、どんな スコップ・シャベルが あるのかを 知ることも大事。楽天市場では、いろいろな スコップを 見て・比べて・選ぶことができます。

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このページのガイド(目次&比較一覧)

 

1. スコップの種類別に 適切な雪質・用途を解説

スコップ・シャベルに着目して、それぞれの 向き・不向き、注意点などを まとめます。

1.1. すくう部分が広いアルミスコップ

すくう部分が広いため、新雪などの やわらかい雪を 移動するときは 効率的です。
アルミ製のため 軽量で 丈夫なことから、湿った雪、固い雪にも対応できます。

丈夫で使いやすいことから、氷の塊を含んだ屋根からの落雪、除雪車が間口に置いていくカチカチの圧雪等、固すぎる雪・氷を崩すのにも使えますが、使いすぎると すくう部分が割れることもあります。(このような固い雪を崩す用途には、すくう部分が小さい金属のスコップが適しています。)

サイズ 全長1070mm 頭部長さ400mm×肩幅290mm 重量1330g

新雪・やわらかい雪 湿った雪・重い雪 圧雪・氷混じり硬い雪
雪の移動や運搬 OK OK OK ※1
流雪溝への投入補助 OK OK OK
締まった雪を崩す OK OK NG ※1
屋根などの雪下ろし OK OK OK ※1

※1:硬すぎる雪・氷を砕くのに 使いすぎると すくう部分が 割れることもあります。
 

 

1.2. すくう部分が広いスチール製スコップ/パンチャースコップ

すくう部分が 広く 穴あけ加工で 軽量なため、新雪などの やわらかい雪を 移動するときは 効率的。スチール製のため 丈夫なことから、湿った雪、固い雪にも そのまま使えます。

丈夫で使いやすいことから、氷の塊を含んだ屋根からの落雪、除雪車が間口に置いていく圧雪等、固い雪を崩すときにも使えます。(なお、硬い雪・氷混じりの雪を 崩す用途には、すくう部分が 小さい金属のスコップのほうが 適してます。)
アルミより磨耗が少なく、硬い雪にも適しています。

サイズ 全長1080mm 頭部長さ395mm 頭部先幅295mm 重量2.2kg

新雪・やわらかい雪 湿った雪・重い雪 圧雪・氷混じり硬い雪
雪の移動や運搬 OK OK OK
流雪溝への投入補助 OK OK OK
締まった雪を崩す OK OK OK ※1
屋根などの雪下ろし OK OK OK

※1:硬すぎる雪・氷の場合 うまく崩せない場合も。
 

 

1.3. すくう部分が広いポリエチレン製スコップ

すくう部分が広く、ポリエチレン製のため とにかく軽量で、新雪や やわらかい雪には 最適です。湿った雪や ある程度 硬い雪にも 対応しますが、雪が硬すぎると 壊れることがあります。

サイズ 全長119cm 幅約33cm 重量約960g

新雪・やわらかい雪 湿った雪・重い雪 圧雪・氷混じり硬い雪
雪の移動や運搬 OK OK NG ※1
流雪溝への投入補助 OK OK OK
締まった雪を崩す OK ※1 NG ※1 NG ※1
屋根などの雪下ろし OK NG ※1 NG ※1

※1:ムリすると壊れます。
 

 

1.4. すくう部分が小さいスチール製スコップ/丸型

すくう部分が 小さく、丈夫なスチール製のため 固い雪や氷混じりの雪を 崩すのに適しています。先端が 尖っているため、かなり固くても大丈夫。ただし 硬すぎるときは スコップより 手・腕を 痛めかねないので 注意です。

崩すことに関してはスコップでは最強です。このスコップで 崩せないときは、ツルハシを 使うしかないです。

サイズ 全長970mm 先幅232mm 先長292mm 重量約1.7kg

新雪・やわらかい雪 湿った雪・重い雪 圧雪・氷混じり硬い雪
雪の移動や運搬 ※1 ※1 OK
流雪溝への投入補助 ※1 ※1 OK
締まった雪を崩す OK OK OK
屋根などの雪下ろし NG NG OK

※1:可能だが効率が悪い。
 

 

2. 雪質・用途別に おすすめスコップを解説

雪が少ないうちは、雪かきの 主力をつとめる スコップですが、ある程度 雪の量が多くなると、スノーラッセル(プッシャー)や、スノーダンプ(ママさんダンプ)が主力となり、スコップは 補助的な位置づけとなります。

いろいろな雪質・用途について、おすすめスコップを まとめますので、参考にどうぞ。

 

2.1. 雪の移動や運搬(新雪・湿った雪・砕かれた硬い雪)

スコップで 雪を移動・運搬するときは、すくう部分が 広いタイプが便利です。(なお 雪の量が ある程度多いときは、スノーダンプや スノーラッセルが 使われます。)

新雪・やわらかい雪のときは、どちらかといえば、より軽い ポリエチレン製の スコップのほうが 楽です。

湿った雪・硬い雪の場合は、どちらかといえば、より丈夫な アルミや スチールの スコップのほうが 安心です。

すくう部分が 小さいタイプは 効率が悪いです。

 

 

2.2. 流雪溝への投入補助

流雪溝への排雪は、スノーダンプや、スノーラッセル、スコップなどでも 行いますが、はみ出した分や、詰め過ぎたときのフォローにスコップは欠かせません。


 
この写真は 流雪溝ですが、詰めすぎちゃいました(汗)(※詰めすぎは、水が溢れる原因にも なりますのでNGです。)

写真は、スコップでのフォロー作業中です。やわらかい雪だったので、すくう部分が広くて・軽量のポリエチレン製スコップが楽でした。

新雪や やわらかい雪の場合は、軽い ポリエチレン製のスコップのほうが 楽です。

湿った雪・固い雪の場合は、ムリして ポリエチレン製のスコップが バキッと割れたこともありました。より丈夫な アルミや スチールの スコップのほうが 安心です。

さらに 氷混じり等の 特別固い雪の場合には、すくう部分が 小さく スチール製のスコップが 安心です。
 

 

2.3. 締まった雪を崩す

締まった雪を 運ぶとき、スノーダンプで 力づくで崩すと スノーダンプが 壊れることも。そのため いったん スコップで 崩してから 運ぶことが ふつうです。

雪を崩す作業は 固い雪ほど すくう部分が 小さいスコップのほうが 有利です。あまり丈夫じゃない ポリエチレン製には むきません。

丈夫な スチール製スコップが 安心です。ものすごく固い雪や 氷混じりの場合は、アルミ スコップでも 壊れることがあるので 注意です。
 

 

2.4. 屋根などの雪下ろし

屋根の上などでの 雪下ろしは 足場を確認しながらの 作業であり、地面の雪かきとは 違う緊張感があります。 屋根の形状や、雪のコンディションに応じて スコップなどを 選ぶことが大事です。

新雪や 積もって間もない 雪の場合は、すくう部分が広くて 軽い スコップが 便利。でも 少しでも 固い雪が 混ざっている 可能性がある場合は、すくう部分が広い アルミスコップが無難です。やわらかい部分でも 固い部分でも 問題なく作業が進みます。

重いスコップは 疲れやすく 集中力が 長続きしにくくなるので 避けたいです。ただし、固い雪や 氷混じりの塊が 多い時には、丈夫なスコップが欠かせません。

 

 

3. さいごに

いい作業・いい仕事をするには、いい道具選びが 大事です。道具選びを 間違えなければ、きっと いい除雪・雪かきができるはずですね。
 

 

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