夫の仇・豊臣秀吉の側室となった京極竜子の物語!小中学生に人気の本

祖父母や 夫の 仇である、豊臣秀吉に 見初められ 側室となった 京極竜子の 過酷な運命と、たくましく 生き抜いた人生が 勇気と 元気を 与えてくれます。

ささいな 悩みが 吹っ飛びそうな 物語です。

「戦国姫 初の物語」の中に 収録されています。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 
初(常高院)とも 非常に 関係の 深い人物だけに、一緒に読むと お互いの 物語が、より深く楽しめます。

このシリーズをきっかけに 歴史好きになった 我が家の 小6娘が、好きなテレビやゲームを そっちのけで 夢中になっていました。
 

このページのガイド(目次)

 1. 秀吉に翻弄され・秀吉を利用した京極竜子の物語
  1.1. 京極竜子について
  1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語
  1.3. 関係する戦国姫シリーズ
 2. 京極家・浅井家に関係する人たち
  2.1. 弟・京極高次
  2.2. 浅井三姉妹
 3. さいごに
 

1. 秀吉に翻弄され・秀吉を利用した京極竜子の物語

1.1. 京極竜子について

a 秀吉は祖父母の仇

京極竜子の祖父母は、浅井久政と阿古です。

祖父の浅井久政は、小谷城で 秀吉(藤吉郎)に討たれました。そして 祖母の阿古は 関ケ原にて後日 はりつけにされ 残酷な刑を受けて命を落としています。このときも 信長の命令では ありましたが、実行したのは 秀吉でした。

そのため、京極竜子にとって、もともと 秀吉は 祖父母の 仇でした。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

b 明智光秀に味方して夫は切腹・竜子は秀吉に捕まり・・

京極竜子が嫁いだ、家は もともとは 若狭の守護でしたが 衰退が続いていました。

そこで 夫の武田元明が 起死回生のため、本能寺の変のおりに 明智光秀に 味方しましたが、明智光秀の敗北により夢が破れました。

夫は捕まり切腹となり、竜子も秀吉に捕まりました。

祖父母と 夫の仇である 秀吉だけに、厳しい刑で 命を 奪われる 可能性もありましたが、秀吉は 竜子を 見初めて 側室へと誘います。

明智光秀に味方して まだ逃れている 弟の高次のことも 心配だった 竜子は、誘いを受けて 側室となります。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

c 秀吉に翻弄されるも・秀吉を利用して・・

竜子は 秀吉に 願い出て、弟の 高次を 許してもらい、家来として とりたててもらうことにも 成功しています。

京極高次は、明智光秀に味方した後も、柴田勝家に味方して秀吉に楯突いており、2度も敵対しており、普通なら許される立場ではなかったのですが、竜子の尽力で 許されています。

こうして、竜子の父の念願でもあった、弟・高次による 京極家の再興にも 貢献できたのでした。高次は そのあと、活躍して、京極家は 繁栄していきます。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

 

1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

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京極竜子と 初は、もともと浅井家を通じた 従妹です。さらに 弟の京極高次と 初が 結婚することで、義理の妹になるなど、初とは 深い縁で結ばれた仲です。

そんな「戦国姫 初の物語」の中に、京極竜子の 物語も 収録されています。

歴史の 表舞台では あまり 知られていませんが、戦国時代の 女性の 生き方として、過酷な運命を たくましく 生き抜いた人物です。
 

 

1.3. 関係する戦国姫シリーズ

1.3.1. 「戦国姫 茶々姫の物語」

京極竜子は、茶々にとって 浅井家方の 従妹であり、母・お市を失くした後の 大阪城での生活では、頼れる姉的な存在だったようです。

のちに、茶々は 京極竜子と同様に、仇に思う 秀吉の 側室となっておりますし、考え方についても かなり 影響を受けたものと思います。

茶々のことを 理解するうえでも、京極竜子の存在は 見落とせないと思います。

 関連記事 淀殿(茶々)は悪女?悲劇の姫?小学生・中学生女子が夢中になれる本
 

 

2. 京極家・浅井家に関係する人たち

2.1. 弟・京極高次

a 本能寺の変で 明智光秀に味方

本能寺の変の際に、明智光秀の味方として立ち上がった、姉・京極竜子の夫・武田元明と 同様に 明智光秀側について 戦ったものの、明智光秀の敗北により、敗走することになります。
 

b 柴田勝家にも味方して 秀吉と敵対

織田家の家督を話し合った清須会議の後、信長の孫・三法師を推す 秀吉に対して、信長の三男・信孝を 推す柴田勝家が 敵対します。京極高次は、柴田勝家のもとに入ります。

ちなみに、信孝が 秀吉に対抗するため、叔母・お市(信長の妹)を、柴田勝家の 正室としたことで、浅井三姉妹に とっても 柴田勝家は 義父となります。

柴田勝家は 秀吉に敗れ、お市とともに 北ノ庄城にて 果てます。なお 浅井三姉妹は 秀吉に保護されます。そして、京極高次は 再び姿を 消します。
 

c 京極竜子の働きで秀吉に仕えることに

二度も秀吉に楯突いた 京極高次でしたが、京極竜子の 秀吉への 働きかけで 許され、家臣として取り立ててもらいました。

そして 自身の活躍もあり、秀吉のもとで出世し、城持ちの大名になります。
 

d 秀吉亡きあとも

秀吉が亡くなってからも、徳川方について 出世を 果たします。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

2.2. 浅井三姉妹

a 浅井三姉妹とは従妹の関係

京極竜子の母・マリアと、浅井三姉妹(茶々・初・江)の父・長政が 姉弟です。つまり、従妹の関係です。

つまり 浅井久政・阿古が 共通の 祖父母です。

信長の命令ではあるものの、浅井家を滅ぼした秀吉は ともに 仇ともいえる存在です。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

b 大阪城での生活

秀吉が 対立していた 柴田勝家を 滅ぼした 北ノ庄城の落城 以来、浅井三姉妹は 秀吉の保護のもとにありました。このとき、柴田勝家と再婚していた 母・お市も命を落としています。

つまり 秀吉は、浅井三姉妹にとっては、保護はされているものの 両親や一族を討たれた仇でした。

そんなおり 大阪城の完成で、大阪城に住まいを移すことになります。そこに 秀吉の 側室となっていた 京極竜子もいて、浅井三姉妹にとっては、数少ない 血のつながった 親族だったのでした。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

c 茶々も側室となり 男の子を生み・・

浅井三姉妹の一番上の 茶々も 秀吉の 側室となります。そして、茶々には 男の子が 生まれます。

男の子の誕生で、竜子の側室としての地位が 茶々に 逆転される という思いも 味わうことになります。

しかし、竜子は 別のはたらきで、しっかり秀吉を支えるのでした。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

 

3. さいごに

歴史的には無名といえるほど、あまり知られていない人物ですが、戦国時代の過酷な運命を 力強く気ぬいた 女性の人生としては、見落せないと思います。

とても 元気や 勇気が もらえる 物語です。

(参考)1.2. 「戦国姫 初の物語」に収録の京極竜子の物語

 

 

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