織田信長の妻・濃姫(帰蝶)の本・小説/小学生・中学生の女子に人気

 

 

誰もが知る 歴史人物、織田信長。
 

その妻(正室)・濃姫 の物語 が、

小学生・中学生の 女子を夢中に。
 

その物語は「戦国姫 濃姫の物語」です。
 

冷酷で 恐ろしい エピソードが 多い 信長だけに、

その妻は どんな 人物なのかな? もしかして 怖い人?

 

たとえば 物語の中の、

二人の 祝言の 夜の エピソード。
 

祝言なのに ほっこりエピソードでは ありません

帰蝶(濃姫)が しかけます。

初対面の 信長を、噂どおり「大うつけ」なのか?

を 試すシーン。

命がけ で とっても 盛り上がります。
 

もし 信長が 本当に うつけなら、

すぐにも 命を 落としかねない ヒリヒリした やりとり。
 

でも このエピソードを 経て、

お互い 認めあい、信長と 帰蝶に 深い絆が 生まる カッコいい 素敵なシーン。

この 二人ならでは の 祝言だった のかな。

 

物語は、こういう緊迫した シーンは もちろん、

恋(ラブ)の要素」も 忘れてません。

さらに「かわいいイラスト」が ときどき 物語を 盛り上げます。
 

そんなことで、

我が家の 小6の娘も ゲームそっちのけで この本に 夢中

「濃姫の物語」だけじゃなく、

戦国姫シリーズ(藤咲あゆな・作/マルイノ・絵)に はまっちゃってます。
 

本が あまり 得意じゃない子にも、

本好きになる きっかけの本に なれるかも。


 

このページのガイド(目次)

 

1. 濃姫(帰蝶)の物語

濃姫って?

a 濃姫って何者?

濃姫は、

当時「美濃のマムシ」と 恐れられていた 斎藤道三の 娘です。
 

斎藤道三は、

学校の教科書では あまり語られず、

「誰?」となるかもしれませんが、

戦国武将好きには 一目置かれる 大物。
 

そして濃姫は、その娘です。
 

b なんで信長と結婚したの?

信長と 帰蝶(濃姫)の 結婚は、

尾張(織田)と 美濃(斎藤道三)の

国どうしの 同盟のために 決まったものでした。
 

国の都合で 結婚することは、

戦国の時代の 姫には 当たり前のこと。

とはいえ、信長は 当時「大うつけ」と 噂された人物。
 

隣国まで「うつけ者」という噂が

届くような 結婚相手です。

濃姫じゃなくても

さぞかし 不安・不満だったことでしょうね。

 

c 濃姫と 信長は 仲良し夫婦?

ところが 結婚後は、

二人の間に 子が 授からなかった のにも関わらず、

信長が 亡くなるまで 正室は 濃姫だけ でした。
 

この二人には、特別な 絆が ありました。

 

 

「戦国姫 濃姫の物語」(小学上級・中学から)

人気の 戦国姫シリーズの 濃姫の物語。
 

カバーの表紙の絵には、

見た目は 物静かですが、

内に秘めた 熱を 感じるような

濃姫(帰蝶)の姿ですね。
 

蝶々が舞っているのは、

帰蝶という名前に

ちなんででしょうか。
 

世界に目を向け、

「天下布武」をかかげ、

突き進む 信長と ともに歩んだ、

濃姫(帰蝶)の物語です。
 

濃姫の小説って 他には あまりないですし、

女子視点での 物語なのも 女子には

ストーリーに 入り込み やすくて 嬉しいですね。

 

 

関係する戦国姫シリーズ

1. 「戦国姫 松姫の物語」

a 戦国時代の遠距離恋愛

松姫は 武田信玄の娘です。

その松姫と 信長の嫡男・信忠との

遠距離恋愛の 物語です。

 

b 遠距離恋愛が始まった背景

ことの始りは、

織田と 武田の 同盟を結ぶための、

織田・奇妙丸(信忠)と 武田・松姫の 婚約です。
 

しかし 松姫が 7歳と まだ幼いということで、

すぐには 祝言を行わず、

甲斐にとどまり 成長を待つことになりました。
 

そして、松姫7歳と 奇妙丸(信忠)11歳の

手紙の やりとりが 始まります。

 

c 濃姫との関り

最初の 奇妙丸(信忠)からの手紙づくりに、

濃姫(帰蝶)が 相談にのるというエピソードが 素敵です。
 

濃姫には、子供が できなかったものの、

奇妙丸は 正室である 濃姫の 養子に なっていました。

つまり 濃姫は、奇妙丸の養母(義母)です。
 

「濃姫の物語」には 登場しない

濃姫の 奇妙丸(信忠)とのエピソードが あります。

 

d 風向きが変わり・・恋心の行方は?

しかし、婚約から6年経過したところで、

風向きが変わります。
 

武田が 徳川を攻め、

織田が 徳川に味方したことで、同盟が決裂!

同時に婚約も解消となりました。
 

それまで育んできた、

松姫と 信忠の 恋心は 行き場を 失い・・。

 

 

2. 「戦国姫 茶々の物語」

a 茶々の生い立ちと悲劇

茶々は、信長の妹・お市の 娘です。

浅井長政に嫁いだ お市とともに、

浅井家で 幸せに 暮らしてました。
 

ところが、浅井が 信長を 裏切ったために 戦となり、

信長は 浅井を 滅ぼしてしまいます。
 

お市と その娘の 3姉妹は、

信長の血縁ということで、保護されました。
 

それは、茶々5歳、

初4歳、江は 生まれたばかりの 時のことです。

 

b 「茶々の物語」の見かた と「濃姫の物語」の見かた の違い

この部分の話は、

「茶々の物語」では 浅井視点で、

「濃姫の物語」では 信長視点で 描かれてます。
 

ちなみに、お市が 浅井の 裏切りを

信長に伝える 有名な エピソードは、

「濃姫の物語」に 描かれています。
 

読み比べると、さらに理解が深まり 面白いです。

 

 

2. 濃姫にちなんだ知識

斎藤道三(父)と美濃の国

斎藤道三は、

「美濃のマムシ」といわれ、恐れられた 戦国大名です。
 

実力で成り上がった 下剋上大名として 有名です。

 

明智光秀との意外な関係

濃姫(帰蝶)は、

明智光秀と いとこ だったと いわれています。
 

本能寺の変で 裏切る 明智光秀が、

信長の正室である濃姫と 血縁だったって 意外ですね。
 

この物語では、信長との結婚前から、

濃姫は 明智光秀 と 近しい 間柄です。
 

結婚後の 立場の 微妙な 変化なども 気になるところです。
 

 

濃姫は短命?長生き?

濃姫の寿命には 諸説あります。

信長が亡くなったあとも ずっと長生きしたとも いわれますが、

「本能寺の変」くらいで 亡くなったという説も あります。
 

この物語では どちらでしょうね。
 

 

 

3. さいごに

本が 苦手な子っています。

そんな子に「本を読まないと 後で困るよ!」

と 声を掛けるだけでは なかなか本を 読めるようにはなりません。

けど、本を読まない ままだと、なかなか 国語の力も 伸びてくれません。
 

本が好きで、何十冊も 本を読んでいる子たちとは、

ずいぶん 差がついちゃいますね。
 

苦手な本で 苦労している人でも、

意外なほど 簡単に 本が好きになることもあります。

それは、面白い本を 見つけたときです。
 

本を読むことにガンバルより、

面白い本を見つけることに時間をかけたほうが、

本を好きになれると思います。
 

 

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(参考:それぞれの人物と年齢の関係)

 

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