サッカースポ少での揉め事・派閥の原因と対応@コーチの視点/親の視点

サッカーの スポ少は 本来、子供たちの 健全な 成長のための 場。でも そこに 集まる 大人には いろいろな人がいるため 目的に反して 揉め事・派閥・いじめ等の 問題が 起こることも。

大きな流れの中で、ひとりの親に できることは 限られているけど、子供のために できることや 対応方法について、コーチと 親の 立場から いろいろ考えてみました。

 

このページのガイド(目次)

 

1. サッカーのスポ少での揉め事の特徴

1.1. チームが強いほど揉め事が多い?

サッカーのスポ少には、いろんな子供が入ってきます。クラブチームなどと違い、目標や 志の高低には 大きな差があったります。

スポーツとして サッカーを楽しみたい 親子と、勝負にこだわって 成績を上げたい 親子では、スポ少や チームメートに 期待するものにも 大きな開きがあります。

勝負に こだわりたい 親が、その価値観を 押し付けすぎて トラブルの 原因になることが けっこうあります。

サッカーが 上達する子ほど、気持ちが 強い子も多く、親も その傾向が 強いと思います。

レギュラー争いでの 揉め事や、チームメイトへの 不満が原因の 揉め事は、強い向上心が 節度で 抑えられなくなり、間違ったかたちで 出てきてしまったものです。

たとえば、自分より 評価された 選手への 嫉妬から、その選手を悪く言ったり、あるいは、勝ちたいという意識が強すぎて、チームメイトのミスを 悪く言ったり、上手くない子を けなしたり ということを してしまう 子や 親もいます。

そのような行き過ぎた 言動については、指導者の目に入れば、もちろん指導は されますが、指導者の見えないところで、見過ごされることもあります。

また、多くのスポ少の指導者は 多かれ少なかれ 成績を上げたいという 思いがあるため、知らず知らずのうちに 上手い子ファーストの 傾向が出る事もあります。

そのことが、上手い子や その親の 態度をエスカレートさせる 背景になることもあります。

参考:2.3. 親にできる対応について

 

1.1.1. デリカシーのない言葉・態度

たとえば、サッカーが 上手い子の 親は、もっと 勝ちたい! 大会で もっと いい成績を とりたい! という 思いから、下手な子が 試合に 出ると 露骨に イヤそうな 態度を とったりする ことも。上手い子の 親の グループが できると、そういう 態度も どんどん 大胆に なってきます。

めずらしく 自分の 子供が 試合に 出場しても、それを 悪く言われるのは つらいです。上手い子の 親の デリカシーのない 言葉・態度に ついカッとなって 文句も 言いたくなります。こういう ところで、揉め事や トラブルに なっていくんですね。

参考:2.3. 親にできる対応について

 

1.2. チームが弱いけど仲がいい

弱い チームの ほうが、意外と チーム メイトや その親 どうしの 仲は 良かったりします。

ミスや 失敗は お互い様という 発想が 自然に 持てるから でしょうね。

 

 

2. 揉め事・派閥の原因と 親にできる対応について

2.1. チーム・監督・コーチの考え方に応じた原因と対応

2.1.1. 成績優先を重視

ほとんどの スポ少や 指導者は、成績を 競う 志向が あります。成績が 指導者の モチベーションに なっていることもあり、成績 重視は 切り離せないかも しれないです。

成績を 優先させすぎて、節度を 失うと、上手い子 ファーストの 考えに 偏りやすいです。

この場合、ベンチ組の 子供たちや その保護者に 不満が たまりやすい ですね。

参考:2.3. 親にできる対応について

 

2.1.2. 成長機会の公平性を重視

スポ少の 指導者では 少ないかも しれません。(口では そういっていても、実際は 成績 重視の ウエイトが 大きい人も います。)

どの子供に とっても ゴールデン エイジと いわれる期間は 一生に一度だけ のもの。

上手・下手の差が、そのまま 成長 機会の 差になるのでは、格差が 広がる 一方です。

そのことに 配慮して 工夫してくれる 指導者のもと なら、のびのび 楽しくサッカーが できるかも しれません。

しかし この場合、成績は 出にくいので、もっと成績を 出したい 上手い子たちや、その保護者に 不満が たまりやすい ですね。

参考:2.3. 親にできる対応について

 

2.1.3. 両方の折衷案

たとえば 大会の試合では、ベスト メンバーで 試合に 臨み、成績は 重視します。

でも、同時に 成績に 関係しない 練習 試合(フレンドリーマッチ)も 組みます。

そうすれば、ベンチ組も ムリなく 試合に 出られますし、なんなら 指導者に アピールする 機会も 作ることが できますね。

もし、相手が いなければ、紅白 試合を 組むという手も あります。

その場合は、ベスト メンバーの 子たちの 疲れ具合も 考えて あげながらに なりますが・・。

 

 

2.2. どうやっても不満はでるものだから・・

2.2.1. 試合での選手起用に基づく不満

試合での 選手起用の 仕方によって、レギュラー組保護者と ベンチ組保護者の 間には、次のような 思いの すれ違いが 生じています。

レギュラー組だけで出場の場合
【レギュラー組の意見】
 ・試合に出たければ、ベンチ組はもっと努力すればいい
【ベンチ組の意見】
 ・同じ団費も払い、運営協力もしているのだから 出場機会に格差があるのは おかしい

ベンチ組も出場の場合
【レギュラー組の意見】
 ・出場しているレギュラーの負担が増える
 ・勝てる試合も勝てなくなる
【ベンチ組の意見】
 ・慣れない出場で緊張もしやすいし、多少のミスは許してもらいたい

参考:2.3. 親にできる対応について

 

2.2.2. 親の役割・仕事分担での不満

スポ少では 協力的な親と、そうではない親がいます。

協力的ではない 親への不満から、トラブルになることもあります。

協力的ではない 親には、理由もなく 協力しない人も いる一方で、家庭の事情など 理由は言えないけど、やむを得ない理由で 協力できない人もいます。

団の方針や あり方に、子供の 扱いなどに 不満があると、協力に対する モチベーションが 下がったりも しますね。

参考:2.3. 親にできる対応について

 

 

2.3. 親にできる対応について

スポ少では、活動を通じて いろんな不満を 感じることが あります。

しかし その不満の多くは、一保護者の立場で 解決できるものでは なかったりします。

変に 口出しすることで、不要なトラブルを招いたり、問題を悪化させる ことも あります。注意しましょう。

 

団や指導者の考え方に関係した不満 への対応

たとえば、団や指導者の考え方に、一保護者が口出しするのはタブーとされています。なぜなら、保護者が それぞれ 自分の意見を 言い出すと、収拾が つかなくなって しまうからです。

不満なら そこをやめて、不満がない 団や 指導者を 見つけて、移籍すればいい という 考え方です。そのため、もし 団や 指導者に 強く意見しても、「気にいらなければ、やめてください」といわれるのが 落ちです。

意外と スポ少が違えば、考え方が 違う部分も あったりするので、他のスポ少を知ることも いいと思います。

調べた結果、どのスポ少も 変わらなければ、逆に あきらめが つく場合も・・・。
 

別の保護者が原因の不満 への対応

団や 指導者 相手とは違い、直接 不満について話し合ったほうが いい場合もありますが、トラブルを 大きくする 可能性もあるので、なかなか踏み出しにくいですね。

そんなときには、まず その不満について 共感してくれる 保護者を 見つけることです。

きっと その保護者に 不満を 持つ人は、あなただけ ではない はずです。

もし共感できる 相手が いれば、それだけでも 心強いこと ですね。

他には、保護者会や 指導者に 相談するという 方法もあります。

もし なかなか信頼して 相談できる 相手が見つからないとすれば、移籍も視野に 考えた方が いいと思います。

移籍するか どうかは 別として、いろんな スポ少の話を 聞くことで 気付くことも けっこう多いです。視野も 広がります。

他のスポ少の ママ友も けっこう 大事なのでした。
 

 

3. さいごに

子供が サッカーのスポ少に入り、一緒に サッカーの経験があった 旦那も 親コーチとして 入団しました。

最初は 少人数で 和気あいあい。なかなか 勝てなかったけど 楽しいスポ少でした。

ところが、学年が上がるにつれて、人数も増えて チームも 強くなり、それにつれて 不和や 揉め事も 増えていきました。

強くなると もっと上を目指したくなるけど、そのことで 節度を見失うと、チームはバラバラになります。

バラバラになった チームでは、いくら上手い子でも 十分な力を 発揮することは 難しくなります。

「向上心」と「節度」のバランスが 大事なんだと 思います。
 

関連記事

 

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする