サッカー・スポ少/レギュラーになれない子・下手な子の親の逆襲

試合や 大会で 活躍して 輝く子がいる陰で、がんばっても なかなか レギュラーに なれない子や、試合に 出れない子もいます。

スポ少では、運営の手伝いや、子供の応援・サポートなどで、親も忙しいです。だからこそ、子供の活躍する姿を見たい!ですが・・。子供が なかなか試合に出られないと 心の中は面白くないですし、レギュラー組への 妬みも生まれたり、スポ少がイヤになっちゃうことも。

そんな 間違った思いに 振り回されると、子供にも 自分にも いいワケがないです。つい、はまりがちなダメな状態と、見落としてはいけない大事なこと!について。

レギュラーになれなくても、腐ることなく、子供の成長につながり、親としても有意義で 楽しい スポ少生活を送るための 考え方の提案です。

 

このページのガイド(目次)

 1. 努力はしているのに 試合には出られない・・
 2. 上手い子からの いじり・心無い言葉 と その対策
 3. 活躍への期待から いつのまにか 応援より あら捜し
 4. 考え方で ネガティブにも ポジティブにも
 5. 「名言」が 間違った考え方をリセットしてくれる!
 

1. 努力はしているのに 試合には出られない・・

スタメン選手にも負けないぐらい、がんばって練習には 取り組んでいるのに、なかなか上達が目に見えない。みんなとの練習とは別に、自主練習をしていても、なかなか その成果が 出てこないということも・・。

スタメン組の中には、ときどき練習を ふざけたりする子もいるのに、がんばっても そういう子にさえ 届かないって とても悔しいです。

子供たちの身体能力は 個人差もありますし、出てくるタイミングも違います。早熟な子には、簡単に できることでも、晩熟な子には まだ難しいことも あります。

たとえば キック力や、走る速さ などは、練習以上に、成長の早い・遅いが 大きく影響しています。

たいして 練習しなくても、キック力が ある子、足の 速い子は いますし、そういう子は 成功体験を 積み重ねやすいので、やれば やるほど 楽しくなってきます。練習にも 手ごたえを感じやすく、その結果 練習にも身が入り、上手くなる 好循環が できやすいです。

一方で、晩熟な子は まだ身体能力が 出てきていないので、早熟な子に 比べると 走る・蹴るなどの 基礎的な力で 負けます。

小学生世代では、練習の良し・悪しの前に、成長の早い・遅いの 影響が 大きい という特徴が あります。

でも成長が 遅いからといって あきらめることはないです。学年が上がるにつれて、めきめきと 身体能力も 出てくる場合も。しっかり練習を 重ねていれば、身体能力の出現とともに、活躍できるようなります。

一方で、低学年のうちは 早熟なため 活躍できていたけど、自分の身体能力に 頼るだけのプレーで、練習を テキトーにしていると、学年が上がり、周りの子も 身体能力が 出てくると、実力が 逆転してしまう ということも よくあります。

早熟だからといっても 気は抜けません。

中には、小学校のうちには 芽が 出ない子もいます。たとえば 中学・高校になってから 伸びる子も。

応援する保護者としては、スポ少で活躍する 我が子を見たいのですが、成長の 早い遅いの 関係で、活躍という お楽しみまでには まだ時間を 要する 場合もあります。

それなら!まだ活躍できないんだったら、今やってる意味は ないんじゃない?

それも 違います。今の 活躍の 有無に 関わらず 小学校 高学年は、一生に一度しかない「ゴールデン エイジ」と 呼ばれる スポーツでは 非常に 重要な カギとなる時期。この時期にしか、身につかない ものもありますし、この時期に覚えたものは、一生忘れない ものも あるとされます。

今(小学)の 積み重ねは、今だけではなく、将来(中学・高校 以降)の活躍にも 大きな影響力が あります。

 

 

2. 上手い子からの いじり・心無い言葉 と その対策

上手な子の中には、下手な子の 気持ちが 分からない 子も多いです。

がんばっても上手くならないことを、いじったり、バカにしたり ということも あります。

自分の子供が やられていると、本当に悔しいですが、こういうことは サッカーに限らず ときどき起こりますね。たとえば、勉強でも、できる子が できない子を バカにしたりとか・・。

いじり・心無い言葉に 傷ついて、やる気を失う 場合も ありますが、逆に、なにくそ!と、がんばる たくましい子もいます。

同じ、いじり・心無い言葉でも、「やる気を失う子」と「なにくそ!と がんばる たくましい子」では、何が違うのでしょうか?

できれば、たくましい子に なってほしい と思いませんか?

この たくましさは、経験と 親のサポートで 身につけられるもの かもしれません。

心無い言葉を どうとらえるか は、その子の 受け止め方が カギとなります。また、よい受け止め方が できる子でも、気持ちに余裕がないときに、言われると傷つきます。

受け止め方や、気持ちの余裕は、親が サポートしてあげる ことができます。

たとえば、もし 子供が 何かを言われたときに、その言葉で 揺るがないほどの「自信」があれば、傷ついたり、やる気を 失うことはありません。

その自信とは、「今は下手でも がんばれば上手くなれる!」という自信です。自信とは つまり 思い込みです。親が 全力で 信じてあげれば、子供も安心して 自信を 強めることが できるはずです。「絶対上手くなれる!」と。

思い込みって 理屈じゃないです。上手くなれる理由なんて 説明しても眠くなるだけ。むしろ、根拠がなくても 信頼している 誰かに「絶対上手くなれる!」と 言われたほうが、自信になります。信頼している 親の言葉なら 心強いはずです。

でも「絶対上手くなれる!」だけだと、本当に 単なる 思い込みで 終わりかねないので、「しっかり練習すれば」を 付け加えることも 忘れられません。

この自信(思い込み)が 心に 定着していれば、「下手くそ!」とか言われても、自信を失うのではなく、「練習不足かな」という発想に つながります。
 

 

3. 活躍への期待から いつのまにか 応援より あら捜し

子供が 念願の 試合に出れたときは、すごく嬉しいです。

しかし つい欲が出て、次も出て もらいたいから こそ、もっとコーチや 監督に できることを アピールしてもらいたい!

そのため、子供への感想が、不足を指摘するだけ のものになって いないでしょうか?

でも、これでは、子供のモチベーションは上がりません。

子供には、親に喜んでもらいたい!という気持ちが あるので、感想を問われたら、まずはプレーの いいところを 褒めて(喜んで)あげるのが 一番。

それによって、次も出たい!がんばりたい!というモチベーションにも つながります。注意したいです。
 

4. 考え方で ネガティブにも ポジティブにも

何事も、考え方によって その意味は変わってきます。

ネガティブに とらえると、ネガティブな思いや 結果しか手に入らないかも。

逆に、ポジティブに とらえると、多少のマイナスも はね返して 楽しく スポ少活動に 取り組めるはずです。

 

5. 「名言」が 間違った考え方をリセットしてくれる!

a 積み立て・引き出し

サッカー日本代表や海外で活躍の岡崎慎司選手の お母さんの 言葉です。テレビで話している 言葉を聞きましたが、ネットでも あちこち引用されているので よく知られている言葉です。

努力や頑張りを「積み立て」することで、成果が「引き出せる」という考えです。

例えば、岡崎選手の場合、中学の時、クラブチームの練習に参加するのに電車・自転車を乗り継いで往復2時間かけてたそうですが、それも「積み立て」ととらえたそうです。またケガやライバル争いで苦労した高校時代も「積み立ての時期だから、後で引き出せる」と考えたそうです。

まさに晩熟(晩成)型の子にとっては、小学生時代が「積み立て」の時期に なるのでしょう。この時期に どれだけ多くのものを「積み立て」できるかで、「引き出す」ときの 成果の 大きさが 違ってきます。
 

b 試練は 乗り越えられる人にしか 与えられない

多くの人が、名言中の名言に 掲げる言葉ですね!
 

c 谷が深いほど、山は高い

サッカー日本代表の本田圭佑選手の言葉です。ビッグマウスが特徴の選手だけに、結果が伴わないときは、メディアからのバッシングがすごい選手ですね。

小学生時代の夢を現実にし、ACミランの10番となったのは2014年1月のことでしたが、ミランでの選手時代は、活躍できずに出場さえできない時期もあったりして、メディアからのバッシングもすごかったです。

日本代表として出場した 2014 FIFAワールドカップ(ブラジル)では、目標として優勝を口にするも、グループリーグ最下位での敗退と散々で、メディアが辛口で叩きました。

ものすごい逆境に落とされても、潰れることなく、結果を出し続ける 本田選手の言葉は、実行を伴った 本物だけ あって熱いです。

2016年3月29日にロシアW杯アジア二次予選(対シリア)前に放送された、中山雅史との対談VTRでの本田選手の言葉です。

「僕は人生は山あり谷ありだと思っているんで、谷は どんだけ深くてもいいんです。
 谷も 人が体験したことがないぐらいの谷を 経験した人間にだけ 高い山に登れる
 という哲学がある。」

「だから、こぉんなに苦しいことを、お前ら経験したことがないだろと。
 これは、すごくラッキーだと。
 今 みすみすこの時期を、なんかこう・・避けるようにしては いけないと。
 正面衝突していかないと、大きな次の栄光は 手にできないと思っているんですね!」

熱すぎて、マネできないかもしれませんが、その 何分の一くらいでも がんばってみようかなと 思えれば いいかもしれませんね。
 

 

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